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初級編 <2CVのタイヤチェック>

2CVいじり、タイヤについて。


2CVのような設計年次の古いクルマは、今のクルマと足回りの設計思想が違うようです。
2CVの指定空気圧は前1.4kg/cm2、後ろ1.8kg/cm2。
高速走行時でも1割程度アップする程度で十分です。
前1.6、後ろ2.0以上に上げると、シャシやサスペンションアームに負担がかかって、シャシ折れを起こしたり、アームベアリングの寿命が短くなったります。
最近はセルフスタンドでも空気圧チェックコーナーや、空気入れの貸し出しがありますので、3ヶ月に1回くらいは空気圧をチェックしておきましょう。

空気圧チェック編

用意するもの
  • 軍手

手順
  1. 空気圧チェックコーナーに行きます。
  2. スタンド式の空気入れの場合、空気入れの右側に入れるべき空気圧を調整するねじがあります。これをまわして規定空気圧にします。
  3. ホイールについているバルブのキャップを外します。
  4. 空気入れの口をバルブに合わせて、空気を入れていきます。
  5. 空気が入っているうちは「カンカンカンカン」と鐘が鳴ります。
  6. 空気が入り終わったら、鐘のなる間隔が長くなってわかります。
  7. 後輪は、バルブがフェンダーに隠れている場合も多いので、そーっとクルマを手で動かして、バルブが出てくるところまでタイヤを回します。
  8. 空気を入れ終わったら、バルブキャップを閉めて、空気入れのホースを元に戻します。

次は、タイヤ交換編。


2CVのタイヤは純正サイズが125-15。
新車装着のミシュランXは、なかなか手に入らなくなってしまいました。

ミシュランXは、踏面が硬いので、なかなか減りませんが、サイドウォールも硬いので、減るより先にひび割れてきます。
サイドウォールがひび割れたままほうっておくと、中の繊維が切れて、ところどころ膨らんできます。
さらにそれをほうっておくと、高速走行時に破裂します。

サイドウォールがひび割れてきたら、替え時です。
2CVのタイヤは、いまやいつでもあるわけではなくなってしまったので、交換時期を早めにチェックして、出てくるのを半年くらいのタームでゆっくり待ちましょう。
ミシュランXの新品は、下手をするとヴィンテージ扱いで1本2万円。
大衆車としてあるまじき値段です。
カタログ掲載時は定価1万500円、実売6,000円〜8,000円くらいでしたから、、、
他のメーカーでは、125-15はファイアーストーン、マボール、トーヨーの輸出用。トーヨーは、輸出専用なので、日本では売ってくれません。

でも、いずれのタイヤもたまに某オクなどで新品が出ます。個人輸入してしまう人もおられます。
個人輸入は、mixiあたりで一緒にどう?とか出てますので、機会が合えば、乗るのもいいのではないでしょうか。
135-15は、最近台湾のナンカンがよく出回っていますね。
安価でやわらかめ、ただし重めです。
ナンカンには2種類あります。個人的には適応ホイールが細いほうのタイプがオススメ。


他にはミシュランのZX、XZX、XAS。どれもカタログ落ちですが、たまに出てきます。



XASは、チューブが必要ですので、お忘れなく。

準備するもの
  • 新品のタイヤ
  • お金

ミシュランのタイヤのよいのは、ドライとウエット、マッド(未舗装路)で走行やブレーキの性能が急変しにくいこと。

わだち掘れのあるような路面、特に雨天時での直進性は、かなり違います。

タイヤの交換は、古タイヤの処分もありますので、タイヤ屋さんへ行くのがよいと思います。

持ち込みタイヤの交換は、トラックのタイヤを扱うようなところのほうが、気よくやってくれるようです。

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