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ちょっと慣れてきた人編 <2CVのグリスアップ>

なんと!2CVは、グリスアップを必要とする車です。


本来は、2CVは3ヶ月毎のグリスアップが必要です。
そこまでマメでなくても、半年または3,000キロごとにはしたほうがいいですね。
それって、ちょうどオイル交換と同じターム。
オイル交換と同時にすれば、忘れにくくていいですね。
慣れてしまえばそう難しくはない作業です。
やってしまいましょう。
長い間やらないと、ハンドルががたがたになります。
コーナーのたびに「がたがた…」と前輪が振動してしまいますよ。

グリスアップはこわくない

用意するもの
  • 小型のグリスガン
  • フレキシブルチューブ
  • 雑巾
  • モリブデングリス
  • グリススプレー

手順:1箇所目、キングピンまわりのグリスアップ
  1. グリスガンに、フレキシブルチューブを取り付けます。
  2. グリスニップルに、フレキシブルチューブの先をはめます。
  3. ニップルのところをぐっと押さえつけながら、グリスガンのポンプをぐにぐに握り、グリスを注入します。
  4. 古いグリスがにゅるにゅる、キングピンの上下から出てきます。
  5. 出てくるグリスが新しいグリスの色に変わったら、OK。
  6. 出てきたふるいグリスを雑巾でふき取って、グリスガンを外します。



丸で囲んだ部分がグリスニップル。赤い矢印のあたりから古いグリスが出てきます。

次は、ドライブシャフト編。


2箇所目は、ドライブシャフト。
ここは、フェンダーを外したほうが作業しやすいです。
フェンダーを外すには、
  1. サイドウインカーのコネクタを外します。
  2. サイドウインカーがついている三角形の小さいフェンダーをとめている9ミリのボルト3本を外します。
  3. 三角形フェンダーを外します。
  4. 大きなフェンダーの前にある、フロントウインカーの配線を止めている9ミリのナットを外して、配線を外します。
  5. 大きなフェンダーを止めている、4箇所のナットを緩めます。外さなくても緩めるだけで抜けます。
  6. フェンダーを外すときに傷つけないよう、バンパーの先に軍手をはめます。
  7. 大きなフェンダーを外します。

といった作業が必要ですが、慣れてくればモノの5分です。

で、フェンダーを外すとドライブシャフトがむき出しになりますので、非常に楽に作業ができます。
また、オイルフィルターも目前に見えるので、簡単に脱着できます。
フェンダーを外しての作業を行う際には、フロントウインカーの配線をよく忘れがちです。
また9ミリのナットや三角形フェンダーの端につけるゴムなど、小さい部品をなくしがちなので、まとめておくとか、箱を用意して入れておくなど、工夫したほうがよいですよ。

手順
  1. フェンダーを外します。上記手順参照。
  2. グリスニップルから、グリスガンでグリスを入れます。


最後、サスペンションアームの付け根、通称ナイフエッジ。

さて、最後はナイフエッジ。
ここはグリスを塗りつけるだけです。
グリススプレーがあれば、そのほうがラクができますので、グリススプレーがオススメです。

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