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ちょっと慣れてきたら編 <2CVの屋根。>

ちゃんと張りなおしたい方は、多分参考になりません。


2CVの屋根、いくら純正や有名ショップの幌で直しても、もって数年。
そのたびに、10万仕事はきついです。
ワタシはスボラな直し方で、それでも1回の修理で2年くらいもちます。
結局いちばんもつのは、新車時の純正幌。
どうしてあんなにもったんだろう。

部分的な、簡易修理。

用意するもの
  • バスコーク
  • あて布
  • 養生テープ(はがしやすい、ガムテープ状の粘着テープ)

手順
  1. 屋根の破れたところより、縦横1センチから2センチくらいずつ大きめに、あて布を切ります。
  2. 当て布に、バスコークを塗ります。
  3. 幌の裏(室内側)から貼り付けます。
  4. はがれおちないように、養生テープで固定します。
  5. 1日たったら、養生テープをはがします。




この簡易修理法で、しばらくもちますよ。

次は、あちこち裂けてきたとき編。


2CVの屋根、破れ始めてしばらくすると、あちこちやぶれてきます。
それでも、次のボーナスまで、なんとか持たせたい!というとき。
ワタシは農業用ビニールか、透明テーブルクロスでラッピング。
これで1年半〜2年もたせたことがあります。
そのうちに、内側の元の幌が崩壊してきます。
それまでの間のつなぎとしては、十分ではないでしょうか。
準備するもの
  • 農業用ビニール(ビニールハウス用)または透明テーブルクロス計り売りのもの2.3mくらい
  • ※あまり薄いと持ちが悪く、厚いと端の処理が難しくなります。
  • ビニール用ボンド
  • バスコーク

手順

  1. 幌を前のフック(スペシアル)もしくはバタンコ(チャールストン)から外します。
  2. ビニールを幌の前川にうまく巻きつけます。
    ここの処理がうまくないと、前が引っかからなくなったり、雨の日に前から雨が降ってきたりします。
  3. ビニールは両サイドともちゃんと巻き込めるように、少しずつ余裕をもって張るようにすると、いいですね。
  4. 真ん中は切り目を入れてフックに巻き込み、後ろは一度幌を止めている木ねじを外してビニールをサイドにしっかり巻き込んでから、再度止めます。
  5. 前、横をしっかり内側に巻き込んで、それぞれビニールボンド、バスコークで止めます。
  6. 後ろは窓の上でキレイに切って、バスコークで処理。
  7. 上から張ったビニールと、元の屋根の間をバスコークの点付けで接着しておくと、幌をあけることも可能です。
  8. 内側にもビニールを張って、元の屋根とあわせて三重構造にしてしまうと、室内に破片も落ちてこないし、かなり静かになりますよ。




いよいよ屋根が崩壊してきたら
いよいよ屋根が崩壊!ビニール屋根の内側の、元屋根が破片上になって落ちてきて、かぶせたビニールもだめになってきた、といったとき。
それでも簡易修理にしてしまう私は、単に貧乏性です。

用意するもの

  • ゴムシート2.5m
  • ビニール引き布で出来たテーブルクロス2.5m
  • バスコーク
  • 養生テープ

手順

  1. リヤガラス上10cmくらいから後ろの幌を残して、それより前の幌を全部取り去って、幌を骨組みだけにしてしまいます。
  2. 前の止め具、サイドのゴム、リヤガラス上10cm以降の元の幌になったところで、ゴムシートを前の止め具に巻きつけます。ゴムシートはサイドゴムには巻きつけないくらいの幅にしたほうがいいですね。
  3. その上からテーブルクロスを張り、サイドゴムに巻きつけます。テーブルクロスの張り方は、上のビニール巻きと同様です。
  4. ゴムシートとテーブルクロス双方、後ろの処理は上のビニール巻きと同じパターン。
  5. テーブルクロスを巻くときに、元の屋根についていた骨をつけると、しっかりします。
  6. 厚めのゴムシートにすると、けっこう静かに。

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